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TTi-FAN 918 SE|チタン扇子(大型)
TTi-FAN 918 SE|チタン扇子(大型)
香港のデザインチームTimaze(タイメイズ)から、チタンボディとシルク扇面の組み合わせが美しい「TTi-918 SE V2 (Silk Edition)」が登場です。
一般的な扇子よりも大判で、大きく扇げる中国扇子のようなサイズ感が特徴となっています。
(写真左 TTi-FAN 718SE / 写真右 TTi-FAN 918SE)
グレード5のチタンより鋳造した扇子で、強度・耐食性などが特徴。扇子の枠組みだけでなく、要の部分などの細かいパーツにも惜しみなくチタン素材を使用することで、質感の良い、プレミアムな製品に仕上げました。
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「TTi-FAN」のベースとなるのは、軽く、強く、錆びにくいという特徴を持つチタン合金。ステンレスよりも錆に強く、航空機などの航空宇宙産業にも採用されています。
伝統的な竹製の扇子から着想を得てデザインされた「TTi-FAN」は、伝統的な美しさと現代的なデザインを織り交ぜたソリッドなデザイン。
Timazeが生み出した美しい筐体をお楽しみください。
扇面には美しい艶を持つシルク素材を採用しています。
シルク単体では柔らかく強度や送風性能に不安があるため、薄い紙素材の芯材をシルク扇面で挟むことで、シルクの美しい質感はそのまま強度も向上させています。
また、シルクは人間の皮膚と同じタンパク質から構成されていているため、”第二の肌”と言われるほど人間の肌と相性の良い素材。天然繊維のため、静電気が起こりにくくチリや埃を寄せ付けることがありません。
旧モデルの高級和紙素材に比べると光沢があり、金属であるチタンと高級感のあるシルクの組み合わせは美しく、上品な印象を与えてくれます。
豪華絢爛な白扇面(金塗)・白扇面(無地)と、シックな印象の黒扇面(金塗)・黒扇面(無地)の4パターンをご用意。
ネイル(要)は「扇の要」と言われるように扇子で最も重要なパーツですが、負荷がかかることで壊れる要因にもなりやすい部分です。ここでも耐久度を高めるため、惜しみなくチタンが使用されています。
扇子の開閉の際には要の部分がシャフト(回転軸)の働きをします。スムーズな開閉をサポートするため、このネイルは扇子にジャストフィットするようにデザインされています。
また、従来の扇子では使用されていないチタン製のガスケットパーツを採用。
ガスケットとは、継ぎ目を強化して構造物の気密性を高めるために用いられる固定用シール材です。この若干0.23mmのパーツが親骨を内側からサポートすることで、強度を高めています。
製品を見た時には直接見ることのできない部分ですが、そんな細部にこそこだわって製品設計を行っています。
扇子のメインボディともいえる親骨は、触り心地の良さに大きな影響を与えます。使用する際の持ち手部分は、伝統的な中国扇子から着想を得て、熟考された設計となっています。
科学的な分析と試験を繰り返し、各先端部分は滑らかにカーブしています。そのため角ばった部分をなくし持ち心地も良好。開閉の際のストレスがないように設計されています。
中骨部分には、前作同様1mmサイズに加工したグレード5チタンを使用。細さと、チタン素材の強みである耐久性を兼ね備えています。
中骨先端は、0.5mmほどの細さになり、そのデザインは美的感覚と使用体験を高めるために採用されています。チタンの特性を生かし、剛性を保ちながらしなやかさがあるのが特徴です。
高級扇子の名に恥じないカラーリング技術を採用しており、色によっても価格が大きく異なるのが特徴です。
▶︎ グレー/シルバー
標準カラーのグレー/シルバーは、親骨にサンドブラスト加工を施しマットで高級感のある風合いを演出しつつ、中骨のカラーは敢えて加工処理をほとんど行わず、チタン素材本来の風合いが持つ光沢などの質感を楽しめるよう仕上げています。
▶︎ グレー/グレー
グレー/グレーモデルについては、中骨も含め、ZrO2(二酸化ジルコニア)というセラミックを使ってサンドブラスト加工を施しています。シルバーと比べると、マットな質感と滑らかな手触りを実現しています。
▶︎ PVDブラック
[TTi-FAN] の黒は単なる塗装ではなく、PVDコーティングと言われる金属の表面処理技術の一つでカラーリングを行っています。
PVDは、正式にはPhysical Vapor Depositionと呼ばれ、物理的に金属を蒸着させる処理。この工程を経ることで、チタンの表面に硬化した膜をつくります。
高級時計にも使われる新技術で、この加工を施すことで独特で美しい黒色を発現することができます。
※写真には、旧作を使用しています
チタン扇子「TTi-FAN 918」「TTi-FAN 718」の開発には難しい点もありました。これまでにチタン素材の扇子は例がなかったため、製造プロセスやそのデザインについて十分に時間を取って研究を重ねる必要があったのです。
2015年に着手した「TTi-FAN 918」の開発は2018年にコンプリート。1年後の2019年に、小型バージョン・日本由来の扇子サイズに近い「TTi-FAN 718」が開発されました。
その後、さらなる高級さとブランドフィロソフィーを体現するため、オプションだったシルク扇面を標準装備にアップデートした、SE(Silk Edition)を発売しました。
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